📉 月曜日、エヌビディアは疲れ果てた一日を過ごした。1年間の驚異的なモメンタムの末に状況が一変し、およそ6,000億ドルの時価総額が消失。市場史上、単一銘柄としては過去最大の1日損失を記録した。
🤔 ウェドブッシュのダン・アイブスをはじめとする多くのアナリストは、1日で17%の下落は投資家にとって(あるいは保有資産が20%減少し、推定201億ドルを失ったジェンスン・フアンCEOにとっても)決して嬉しいものではないが、今回の急落を「絶好の買い場」と見ている。
📊 今後数週間、エヌビディアのファンダメンタルズを巡る議論が続くだろう(真相はさておき、エヌビディアはディープシークAIの簡単な部分しか攻略していないとも言える)。そんな中、一部の投資家が気になるのは、「株価が大きく下落した後、反発する傾向があるのか?」という点だろう。
🔎 そこで、エヌビディアが株式市場にデビューした1999年以降、1日で5%以上下落したケースを調査した。その結果、これまでに370回(昨日を含めると371回)の5%以上の下落が発生しており、翌日に上昇したのは196回、再び下落したのは174回だった。
📌 つまり、約53%の確率で(少なくとも小幅に)反発していることになる(コインを投げるよりは少しマシなレベルだ)。
📅 では、もう少し短い期間で見たらどうだろうか?何しろ、現在のエヌビディアは1990年代後半のそれとは全く異なる企業だ。そこで、2015年以降の過去10年間に絞って同じ分析を行ったところ、結果はやや異なった。
📉📈 過去10年間でエヌビディアの株価が5%以上下落した95回のうち、翌日に株価が上昇したのは60%と、やや改善された。
🚀 こうした傾向もあってか、火曜日の時間外取引では一時5%以上上昇。しかし、その後一部の上昇分を吐き出しつつも再び持ち直し、最終的には128.99ドル(+8.93%)で取引を終えた。
📚 出典: Sherwood, "Does Nvidia’s stock tend to bounce back after a big drop? Charting the evidence from history"